絵本・児童文学研究レポート

絵本・児童文学についての自由研究ブログです

おいしそうないいにおい『ぐりとぐら』

ぐりとぐら

 中川李枝子 作 大村百合子 絵 福音館書店 (1963)

 0~3歳頃から

 

【あらすじ】

ぼくらのなまえは ぐりとぐら。このよで いちばん すきなのは おりょうりすること たべること。のねずみのぐりとぐらは、大きなかごをもって森の奥へ。すると、道の真ん中には大きなたまご。これで、おおきなかすてらをつくろう。大きすぎて運べないから、ここにおなべを持ってこよう。だんだんといいにおおがしてきて、森のみんなが集まってきます。

 

おいしそうないいにおい『ぐりとぐら

 

ぐりとぐらは、のねずみの双子のきょうだいです。

 

二人は、森の奥でみつけた大きなたまごで、大きなかすてらを作ります。

 

たまごをボウルへ流し込み、おさとうと一緒にあわだてきでかきまぜて、小麦粉を入れて。

おなべにバターをよくぬって、材料を入れて、ふたをして、かまどにかけて。

 

おいしそうないいにおいにつられて、森のみんなも集まってきます。

 

期待で胸が高鳴ります。

ドキドキ ワクワク。

待っているみんなの表情がとても良いです。

 

そして、おなべのふたを開けると、まっきいろのかすてら!

おいしそう!

 

みんなで分け合って食べています。

フラミンゴさんは、これから食べるところ?

それとも、オオカミさんは二つ手に持っているけど、もしかして取られちゃったのかな?

 

あなたはどう思うでしょうか。

 

子どもたちの再現活動がうんと働く作品です。

 

あとに残ったのは、からっぽの大きいおなべと、あの大きいたまごのからだけ。

 

さあ、この からで、ぐりと ぐらは なにを つくったと おもいますか?